あんぼるで

HSPとかジェンダーとかオタクとか。

マイノリティに対する生産性発言

ないよね。

 

って真顔で応える俺だよ。

 

こんばんは。ぼん人です。

デッサン描く気力もないぼん人です。夏にやられる。もうやめて。ぼん人のライフはゼロよ。

 

 

ツイッター覗くと気分が悪くなるのであまり見ないようにしてるのですが、題名の通り生産性の話題。

批判やら炎上やらで叩き叩かれしてますね。元気だな。その(無駄な)元気をオラにわけてくれ。オラもっと楽しいことに活かしてやっぞ。

 

マイノリティ当事者なのにイマイチ当事者になりきれてないような、そんな俯瞰なわたくしでございますが。

むしろ俯瞰だから言えることなのかもしれませんが。

 

生産性、ないよね。

 

ないだろ。感情論じゃなくて現実論の話だよ。

感情論で言うなれば、そら傷付く人もいるだろう。だって何より自分が自分に対してそう思ってるだろうから。

人間ってね、蓋をして見ないようにしてる痛いところを突かれると…つまり図星をさされると、逆上するんですよ。防衛本能なのかしらね。

心のヤワい所で「自分はあかんやつや」と自己否定していて、心の強い所で「そんなん言うたらあかん」と自己肯定している、そんなせめぎ合い。なんともナイーブな場所なのです。

そんなナイーブを抱えて生きていれば、誰かに否定されりゃ深く傷つき、あるいは強く反発するのだろう。そんなことない!そんなことない!つって。

いわゆる「弱点」ってやつなのだと思う。

例えば自己肯定が単なる言い聞かせではなく、真に心からのものであれば。

誰かに何か否定的なことを言われても「ほーん。で?」と鼻のひとつもホジれると思うのよ。自分が「そう」だと思っていなければ「なんとも的外れなこと言ってら」で完結できる。

 

スルーできないのは、何故?

 

心当たりが、あるのかな?

 

 

ひとえに自信のなさなのかなと思う。

自分を信じられない。そらそうだ。

「普通」が普通であるこの世の中で、どうやって「普通じゃない」自分を信じられると言うのだろう。何度も何度も、「普通」を目の当たりにするたび、何度も何度も、「ああ、違ってんのは俺か」と思い知らされる世界だよ。

マイノリティを抱える己をどうやって信じたらいいんだろうね。途方に暮れるよ。

 

 

なんていう、時期は、とうに、過ぎた。

おれ、熟れた、おっさん、だもの。

 

そんな青臭い時もあったから分かるんだよ!分かるんだけどね!あくまでも「現実論」の話だよ。

生産性あるか?と問われれば、ないだろと応える。自虐でも卑屈でもない。現実で、事実。

 

ほんとにさー!税にゆとりがあるならさー!ほんと子供育ててる家庭を助けてあげてよ!まじでまじで!大変だよまじで!俺にはできないし!やりたくないし!それをきちんと頑張ってこなしてるんだもん超えらいじゃん!超絶えらいじゃん!家庭を築く人間まじリスペクトー!

 

俺はさー。あくまで「俺は」の話だけどさー。マイノリティの人間としてさー。言うけどさー。

 

べつに助けてくれなくて結構なので。

放っといてもらえますかね。

つかナゼ助けてもらわなにゃならんのですか。

税やら補助やら、国のナニガシかで保障してもろたら俺のマイノリティがどうにかなるんすか。

国に保障してもろたー!良かったー!俺のマイノリティ救われたー!

って……なる?ならんのだよなぁ…

俺がLGBT活動をどこか他人事のように俯瞰してるのもそこなんだよなぁ。

他人に認めてもらったら俺のマイノリティが何か変わるの?

逆に、他人に認めてもらえなかったら俺のマイノリティが何か変わるの?

俺は俺でしかない。他人の享受や認知なんかあってもなくてもいい。誰に認めてもらえなくたって、俺の事実は変わらない。

 

 

 

ただまぁ言葉が悪かったんだろうね。

「生産性がない」だもんなぁ。

あれだろ。結局デリカシー的なやつだろ。

ナイーブな事柄だからさ。事実をバシっとストレートに言うたらあかんねや。

ハゲ指差して「髪がない」なんて言うたらあかんねや。

シーッ!やで。シーッ!!!

そんな誰が見てもわかる事わざわざ口にするなんて!はしたない!お里が知れますよ!

ってなもんよ。

 

まぁ俺は、あえて口にしない事わざわざ口にする人間とか大好物だけどな。おもしろいじゃん。そんなん言う!?って飛び出た目ンたま転がしながら己も笑い転げるわ。ぽんぽんイターイぽんぽんイターイ!なるわ。

真にデリカシーない相手ってね、つまりこちらもデリカシー気にしないでいられるからとっても気楽なのよ。

ただ自分はデリカシーない癖に他人のデリカシーにはとやかく言い出す、無自覚なnotデリカシー人間は吐くほどきらい。

 

 

まぁまぁアレよ。

楽しんだもん勝ちやで!!